BLOGブログ
2022.02.25スタッフブログ
オフィス・店舗の退去時に起こりやすいトラブル(後編)
前編のあらすじ
前編では、オフィス・店舗を解約する際に起こりやすい3つのトラブル
① 退去したい日に退去できない
② 原状回復費用が高すぎる
③ 敷金(保証金)が返ってこない
についてお伝えしました。
後編では、
1 . 上記のようなトラブルを回避して、円満に退去できるようにするにはどうしたらいいのか?
2 . 万一、トラブルが起きてしまった時の対処法
をお伝えしていきます。
1 . トラブルを回避!解約前に確認すべきこと
賃貸借契約書の内容を確認
オフィス・店舗の解約や退去についての取り決めは、全て「賃貸借契約書(以降「契約書」と略します)」に明記されています。
まずは、契約書の内容を把握しておきましょう。
契約書でチェックすべきポイント
・解約の申告(いつまでにすべきなのか)
・解約予告の方法(書面なのか、口頭連絡でも問題ないのかなど)
・原状回復義務の有無とその範囲
・敷金(保証金)返還の有無(「あり」なら、その金額と返還時期)
・償却金の有無(「あり」なら、その金額)
上記は、解約前はもちろんですが、契約・入居時に確認しておくと、より安心です。
2 . トラブルが起きてしまったら…その対処法
退去時に起こるトラブルをざっくり分けると
① 原状回復工事に関わること
② お金に関わること
ですが、①がダントツに多いです。
原状回復工事に関わること
原状回復工事の内容は、原則「借りた時と同じ状態まで戻すこと」なのですが、例外も多いためトラブルになりやすいです。
例として、
・契約した時は居抜き(設備や内装がついている状態)で借りたのに、退去時にはスケルトン戻し(契約時にあった設備や内装もすべて取り払って、建物の構造体のみのスケルトン状態にする)と言われた
・長期間借りているうちに、貸主が変わり、どこまで原状回復工事をしていいかわからなくなった
などがあります。
お金に関わること
原状回復費用や賃料などは、お金に関わるトラブルの中でも、特に大きなお金となるので、できるだけ避けたいところです。
どちらのトラブルも、まずは契約書を確認すること
もしトラブルが発生してしまっても、まずは落ち着いて契約書の内容を細かく再確認してみましょう。
契約書に記載がない内容についてはオーナー(管理会社)に確認し、後々「言った」「言わない」ということが起こらないように、確認内容はできるだけ書面で残しておくようにしましょう。
原状回復工事の費用については交渉の余地がある場合もある
原状回復工事の費用が明らかに高い時は、場合によっては、まだ交渉の余地がありますので、他社(数社)からも見積りをとって相場を確認してみましょう。
まとめ
・オフィスや店舗の退去時は、原状回復工事とお金に関するトラブルが非常に起こりやすいです。
・トラブルを避けるコツは、解約前(できれば契約時)に契約書で、解約予告期間や予告方法、原状回復の有無や範囲、敷金(保証金)に対して償却があるのかどうかも確認しておきましょう。
・もしトラブルが起こってしまっても、契約書の内容を再確認するのが先決。記載がない内容についてはオーナー(管理会社)に確認し、後々「言った」「言わない」とならないよう書面で残しておくようにしましょう。
・原状回復工事の費用が明らかに高額な場合は、交渉の余地がある場合もありますので、諦めずに他社(数社)から見積りをとって相場を確認してみましょう。
お気軽にお問合せください。
フリーダイヤル
0120-66-1894
9:00-18:00(年中無休)
大阪・兵庫の内装解体・店舗解体
コワース